下肢静脈エコー (下肢静脈超音波検査) とは
下肢静脈エコー (下肢静脈超音波検査) とは、腰から足首までの静脈を画像として映し出し、血管に詰まりや拡張がないかを調べる検査です。血栓などで血管に詰まりがある場合 (深部静脈血栓症) は、足の腫れやむくみなどの症状が現れます。また、場合によっては血栓の一部が肺の動脈につまる肺塞栓症を引き起こす可能性があるため、血栓を疑う場合には早めの検査が重要です。
検査は30分程度で終了します。検査終了後に、超音波検査で撮った写真をみながら、詳しくご説明します。
検査でわかること
- 深部静脈血栓症
- エコノミークラス症候群
- 下肢静脈瘤
- その他、下肢の血管の病気
どういう症状があるときに検査を受けたほうがいいか
- 足の腫れやむくみがある
- 足のだるさや痛み、何かおかしい感じがある
- 足の表面に浮き出るボコボコした血管がある
- 足がつりやすい
- 過去に深部静脈血栓症と診断されて、血がサラサラになる薬を内服している
覚えておいてほしいこと
・病気は早期発見と早期治療が重要。
・症状がある場合は早期の検査を行い、原因を調べる必要がある。
・深部静脈血栓症は、症状が全くない人もいる。血液検査の結果で疑いがあり、下肢静脈エコー検査で診断がつくことも多い。
・下肢静脈エコーは体への負担がほぼなく、足の静脈を詳細にみることが可能。そのため、他の検査と比べても有用性が非常に高い検査の一つ。
上記症状がある場合は、できるだけ早期の検査をおすすめします。
深部静脈血栓症に対して抗凝固薬 (血がサラサラになる薬) を飲んでいる方は、定期的な検査が有用です。検査で血栓がなくなっていることを確認した場合は、お薬の内服をやめることが可能になります。
当院における 下肢静脈エコー の特徴
① 最新設備と技術
当院では最新の超音波装置を導入し、高精度な検査を提供しています。AI技術を用いた画像解析により、病気の早期発見が可能です。
② 経験豊富な超音波検査士や専門医による検査
検査を担当するのは、経験豊富な超音波検査士と医師です。精度の高い診断を提供し、必要に応じて迅速に治療を開始することができます。
③ 検査を受ける方に最大限に配慮した検査
- エコー検査自体が痛みや不快感が少ない検査です。
- 個室でプライバシーに配慮した検査を行います。
- Web予約、土曜日の検査、予約なしでの当日検査も可能です (着脱しやすい服装でご来院ください)。
- 他の検査 (採血、尿検査、内視鏡検査 など) との同日検査も可能です。
検査の流れ
- 検査予約、検査当日
- 予約方法は、①診察時 ②電話 ③Web予約 の3つがあります。予約なしでの検査も可能です。食事制限等はありません。
お腹から下肢の検査になりますので着脱のしやすい服装でご来院ください。
電話予約はこちら (096-368-2896)
Web予約はこちら
- 検査後
- 医師が検査結果の説明を行います。説明後に画像検査を添付したレポートをお渡しし、今後の方針を相談させていただきます。
下肢静脈エコー 費用
1割負担の方 | 3割負担の方 | |
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下肢静脈エコー検査 | 約 600円 | 約 1,800円 |
※初診料 等は別途必要となります。