不眠症 に関して

不眠症 とは

不眠症 とは、入眠障害などの不眠症状が1カ月以上続き、精神や身体の不調、生活の質の低下を認めた状態です。様々な原因がありますが、大事なことは、原因の検索・軽減や、睡眠環境・生活環境の改善で、安易に睡眠薬に頼らないようにする必要があります。 

分類と特徴

① 入眠障害:なかなか眠れない。それを苦痛に感じる。最も多い。

② 中途覚醒:夜中に何度も目が覚めて、その後眠れない。

③ 早朝覚醒:朝早く目が覚めて、その後眠れない。

④ 熟眠障害:睡眠時間は十分なのに眠った感じが得られない。

  • 生活習慣病とも考えられ、高血圧、糖尿病、肥満症やうつ病の危険因子になる。
  • 日本では約20%に睡眠障害があるといわれている (年齢とともに増加する)。
不眠症 のイメージ画像

不眠症 において気を付けておいてほしいこと

  • 規則正しい3度の食事、規則的な運動、毎日同じ起床時間を心がける。
  • 入眠前は刺激物をさけ、自分なりのリラックス法を行い、寝室は暗くする。
  • 睡眠時間にこだわらない。日中の眠気に困らなければ大丈夫。
  • 昼寝は短く20-30分。夜の眠りが浅いときは遅寝、早起きを積極的に行ってみる。
  • 激しいいびきや足のむずむずする感じがある場合は医療機関に相談を。
  • 眠れない身体的要因、精神的要因、内服薬の要因などがありうる。医療機関に相談を。
  • 睡眠薬は医師の指示で正しく使う範囲であれば安全。

不眠症 に関して詳しくは下記をご覧ください

著者紹介:徳永竜馬 


副院長、医師、医学博士

資格

  • 日本外科学会 専門医
  • 消化器外科学会 専門医・指導医
  • 消化器病学会 専門医・指導医
  • がん治療認定医
  • 消化器内視鏡学会 専門医
  • 胃腸科専門医
  • 大腸肛門病学会 専門医
  • 認定産業医

略歴

  • 熊本市立東町小学校
  • 熊本市立桜木中学校
  • 熊本県立熊本高校
  • 広島大学医学部医学科
  • 熊本大学大学院医学教育部 (学位取得)